○
議長(
関根正明) 生涯
学習課長。
◎生涯
学習課長(
山本毅)
予定価格の関係ですが、ちょうどですね、ことし
冬季国体を実施いたしました長野県の
白馬村において、昨年度同様の
システムを購入しているということでございましたので、そちらから
情報収集をして、それを参考に設定をさせていただいたということでございます。
○
議長(
関根正明)
渡辺幹衛議員。
◆3番(
渡辺幹衛) わかりました。 それで、次の33号についてお尋ねします。これも
予定価格については何社からとったのかお尋ねします。
○
議長(
関根正明) 生涯
学習課長。
◎生涯
学習課長(
山本毅) 申しわけございません。今ここで何社と申し上げられませんが、
複数社からとっております。
○
議長(
関根正明)
渡辺幹衛議員。
◆3番(
渡辺幹衛) それは、
委員会に付託されるんでしょうから、ここに
参考資料と書いてありますけど、これが
仕様書ですか。
○
議長(
関根正明) 生涯
学習課長。
◎生涯
学習課長(
山本毅)
議案におつけした
参考資料につきましては、この
圧雪車の概要ということでございまして、入札の際示す
仕様書はもっと細かいものでございます。
○
議長(
関根正明)
渡辺幹衛議員。
◆3番(
渡辺幹衛) 回数の制限ありますから、あれですけど、ここに見ますと
メーカードイツ製ですよね。この同じ
圧雪車というか、これは
日本で唯一というか、その企業が
新潟県内にあるんですけど、そういうのは配慮ないんですか。どうも
ドイツ製のが非常に国産よりすぐれているという格好でここに
指定したんですか。
ドイツ製であるという、今
仕様書はまた違うと、もっと詳しいものあるって言ったけど、この
機種は
ドイツ製のこれを
指定していたんですか。お尋ねします。
○
議長(
関根正明) 生涯
学習課長。
◎生涯
学習課長(
山本毅)
機種の
指定については、おっしゃるとおり
ケースボーラー社という
ドイツ製のものを
指定させていただきました。その
理由と申し上げますのは、まず圧雪や
雪処理能力がすぐれていること、そして現在使っている
圧雪車についても同社のものであることから、非常にオペレーターとなる役員の皆さんの
操作性とか
安全性を考慮した場合、有利であるということ。それから、
クロスカントリーコースの
会場整備のために
コースカッターというものを後ろにつけて整備するんですが、それについてもですね、
ケースボーラー社製は3連の
カッターがつけられると。国内産のものは、2連の
カッターまでしかつけられないというようなことで、いずれにしても性能的にこちらのほうがまさっているということからこの
機種を
指定をさせていただいたということでございます。
○
議長(
関根正明)
堀川義徳議員。
◆18番(
堀川義徳) 18番の堀川です。簡単ですので、自席でお願いします。 32号のほうの先ほどの
計測システムなんですが、
国体行われるということで随分精度の高い
計測システムということで、このような
国体なので、こういった機器なんでしょうが、来年、購入した後ですね、実際こういう
計測機器を使わなければいけないような
大会というのは年に何回ぐらいあるんでしょう。
○
議長(
関根正明) 生涯
学習課長。
◎生涯
学習課長(
山本毅) 正確に
大会数が幾つというのは私ここで全てを把握はしておりませんが、隔年で
妙高で行われる県の
国体予選でありますとか、そういうのも含めて大小さまざまな
大会が
妙高で開催されておりますので、そちらのほうでまた活用を図っていきたいというふうに思っております。
○
議長(
関根正明)
堀川義徳議員。
◆18番(
堀川義徳) ことし行われた
白馬でもですね、同じ
システムということで、恐らく
白馬のほうでもですね、今回新しくこのために、
国体のために買われたかもしれないんですが、毎年毎年開催されるところで、このような
システムをどんどん、どんどん開催されるようなところで入れているようなんですが、例えば今回の
白馬からですね、この計測、1年に何回も使わないということであれば、
国体ごとに使い回すという言い方おかしいですけど、そういったことは考えないというか、やっぱりもう購入しかないんでしょうか。
○
議長(
関根正明) 生涯
学習課長。
◎生涯
学習課長(
山本毅)
国体にしか使わないということであれば、そういうお互いに融通し合うということも可能なのかもしれませんけども、今ほど申し上げたとおり、
国体が終わった後もいろんな
大会開催に活用できるということ、活用していくということでございますので、今回整備をさせていただくということでございます。
○
議長(
関根正明)
堀川義徳議員。
◆18番(
堀川義徳) せっかくかなり高額な金額で購入するわけですから、
維持管理も含めてですね、こういう
システムが
妙高市にあるんだということを逆に宣伝していろんな
大会を誘致するようにつなげていっていただきたいということを申し上げておきます。
○
議長(
関根正明) これにて
質疑を終わります。 ただいま
議題となっております
議案第32号及び
議案第33号は、
総務文教委員会に付託します。
△
日程第5
議案第20号
妙高市
職員の
勤務時間、
休暇等に関する
条例の一部を
改正する
条例議定について
議案第21号
妙高市
職員の
育児休業等に関する
条例の一部を
改正する
条例議定について
議案第23号
新潟県
妙高市
市税条例等の一部を
改正する
条例議定について
○
議長(
関根正明)
日程第5
議案第20号
妙高市
職員の
勤務時間、
休暇等に関する
条例の一部を
改正する
条例議定について、
議案第21号
妙高市
職員の
育児休業等に関する
条例の一部を
改正する
条例議定について、
議案第23号
新潟県
妙高市
市税条例等の一部を
改正する
条例議定について、以上3件を
一括議題とします。
提案理由の
説明を求めます。
入村市長。 〔市 長
入村 明 登 壇〕
◎
市長(
入村明) ただいま
議題となりました
議案第20号、
議案第21号及び
議案第23号の
条例関係3件につきまして、一括して御
説明申し上げます。 まず、
議案第20号
妙高市
職員の
勤務時間、
休暇等に関する
条例の一部を
改正する
条例議定について申し上げます。
本案は、
育児休業、
介護休業等育児又は
家族介護を行う
労働者の福祉に関する
法律の一部
改正に伴い、
職員の
介護休暇の
分割取得を可能とするほか、
介護のため1日の
勤務時間の一部につき
勤務しないことができるようにする等の措置を講ずるため、
条例を
改正するものであります。 次に、
議案第21号
妙高市
職員の
育児休業等に関する
条例の一部を
改正する
条例議定について申し上げます。
本案は、
地方公務員の
育児休業等に関する
法律の一部
改正に伴い、
育児休業等の対象となる子の範囲を拡充するとともに、
非常勤職員の
育児休業の
取得要件を緩和するため、
条例を
改正するものであります。 次に、
議案第23号
新潟県
妙高市
市税条例等の一部を
改正する
条例議定について申し上げます。
本案は、
社会保障の
安定財源の
確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための
地方税法等の一部
改正により、
消費税率10%の引き上げ時期を延期することに伴い、
個人住民税の
住宅ローン控除制度の
適用期限の延長並びに
法人市民税法人税割の
税率引き下げ及び
軽自動車税の
環境性能割導入の
適用時期の変更など、関係する
条例を
改正するものであります。 以上、
議案第20号、
議案第21号及び
議案第23号の
条例関係3件につきまして一括して御
説明申し上げましたが、よろしく御
審議の上、議決賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
関根正明) これより
質疑を行います。 〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
関根正明) これにて
質疑を終わります。 ただいま
議題となっております
議案第20号、
議案第21号及び
議案第23号は、
総務文教委員会に付託します。
△
日程第6
議案第27号
妙高市
国民健康保険税条例の一部を
改正する
条例議定について
○
議長(
関根正明)
日程第6
議案第27号
妙高市
国民健康保険税条例の一部を
改正する
条例議定についてを
議題とします。
提案理由の
説明を求めます。
入村市長。 〔市 長
入村 明 登 壇〕
◎
市長(
入村明) ただいま
議題となりました
議案第27号
妙高市
国民健康保険税条例の一部を
改正する
条例議定について御
説明申し上げます。
本案は、
外国居住者等の所得に対する
相互主義による
所得税等の
非課税等に関する
法律の一部
改正により、
特例適用利子等及び
特例適用配当等に係る
国民健康保険税の課税の特例を新たに規定するため、
条例を
改正するものであります。 以上、
議案第27号につきまして御
説明申し上げましたが、よろしく御
審議の上、議決賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
関根正明) これより
質疑を行います。 〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
関根正明) これにて
質疑を終わります。 ただいま
議題となっております
議案第27号は、
建設厚生委員会に付託します。
△
日程第7
議案第15号
平成28年度
新潟県
妙高市
一般会計補正予算(第8号)
議案第16号
平成28年度
新潟県
妙高市
介護保険特別会計補正予算(第3号)
○
議長(
関根正明)
日程第7
議案第15号
平成28年度
新潟県
妙高市
一般会計補正予算(第8号)、
議案第16号
平成28年度
新潟県
妙高市
介護保険特別会計補正予算(第3号)、以上2件を
一括議題とします。
提案理由の
説明を求めます。
入村市長。 〔市 長
入村 明 登 壇〕
◎
市長(
入村明) ただいま
議題となりました
議案第15号及び
議案第16号の
平成28年度
新潟県
妙高市各
会計補正予算2件につきまして、一括して御
説明申し上げます。 まず、
議案第15号
一般会計補正予算(第8号)について申し上げます。今回の
補正は、第一に
妙高山麓ゆめ基金において、当初の見込みを上回る寄附をいただいたことに対応すること、第二に
介護保険特別会計における
介護サービス給付費の増加に伴い、
特別会計への
繰出金を調整すること、第三にインフルエンザなどの流行により不足が見込まれる子供の
医療費助成に対応すること、第四に
山岳観光の
拠点施設である
高谷池ヒュッテについて、国の
交付金を活用し、
増築工事を行うこと、第五に
老朽化の著しい
ロータリー除雪車について、国の
補助金を活用し、更新すること、第六に上越市、
妙高市の2市で構成する
上越地域消防事務組合の
通常分分担金及び
本部庁舎移転等に係る
分担金の過不足を調整すること、第七に災害時における
被災者の
生活再建を円滑に進めるため、
被災者台帳の作成や
罹災証明書の
発行業務を行う
システムを導入すること、第八に来年2月のにいがた
妙高はね
馬国体スキー競技会で使用する
クロスカントリー競技場の
施設整備の一部が
スポーツ振興くじ助成金の
対象外となったことに伴い、
県補助金など新たな財源を確保し、
事業費の調整することなどを主な
理由として、総額1億8824万9000円の
増額補正を行いたいものであります。また、年度内に完了が見込めない
空き家等適正管理事業ほか10事業について、
繰越明許費の
追加設定を行いたいものであります。 次に、
議案第16号
介護保険特別会計(第3号)については、
各種介護保険サービス利用が増加したことから
在宅サービスや
施設サービス等の
給付費の調整を行うため、1億1339万8000円の
増額補正を行いたいものであります。 以上、
議案第15号及び
議案第16号の
平成28年度
新潟県
妙高市各
会計補正予算2件につきまして一括して御
説明申し上げましたが、よろしく御
審議の上、議決賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
関根正明) これより
質疑を行います。 〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
関根正明) これにて
質疑を終わります。 ただいま
議題となっております
議案第15号及び
議案第16号は、お
手元に配付してあります
補正予算付託一覧表のとおり、それぞれの所管の
常任委員会に付託します。
△
日程第8
施政方針演説
○
議長(
関根正明)
日程第8
施政方針演説。
入村市長。 〔市 長
入村 明 登 壇〕
◎
市長(
入村明)
平成29年第3回
妙高市議会定例会に際し、
平成29年度の私の
市政運営における基本的な考え方と、
重点施策について申し述べ、
議員各位、並びに
市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。 なお、
施政方針は、お
手元にお配りしてあるとおりでございますが、本日は、概括的に申し上げますので、あらかじめ御了承をお願いいたします。 我が国の
社会経済情勢は、景気の緩やかな
回復基調が続いているものの、
少子高齢化や
長寿命化など、
構造的要因を背景とした
社会保障等への将来不安などから、力強さを欠いた
状況となっております。 また、
日本経済を支えている輸出については、アメリカや、イギリスなどの
保護主義の台頭により、
経済外交における
先行き不透明感が高まっています。 戦後から70年余り、
日本では教育、勤労、引退の3つの
ステージを前提としたライフスタイルを基本とした
社会保障等の
制度設計がなされてきましたが、
人口構成の変化などにより、多くの場面においてこれまでの
社会構造を維持することが、困難になってきています。 このような
状況の中、国は、未来を生きる世代のため、次なる70年を見据えながら、
外交政策を初め、
人口減少・
少子高齢化に対応した
社会構造の構築を課題とし、「力強く成長し続ける国創り」、「一億総活躍の国創り」、「
子どもたちが夢に向かって頑張れる国創り」など、新しい
国づくりに挑戦する
方針を掲げています。 本市においても、国の施策との連動を図りながら、「第2次
妙高市
総合計画」と「
生命地域創造都市 妙高版総合戦略」に基づく
各種施策を着実に実行し、未来を見据えた確実な成果を上げていかなければなりません。 そして、この困難な
状況を打破するためには、
市民一人一人がより長く、元気に、創造的で積極的な人生を送り、3つの
ステージにとらわれない多様な
ステージによる新たなライフスタイルを見出すとともに、個人も、家庭も、地域も、企業も、行政も、次の時代を生き抜くために変革していくことが必要です。 世界中が内向きになる時代、明るい未来が望みにくい時代だからこそ、漫然と未来を迎えるのではなく、
市民が希望を持ち、主体的に未来を築いていかなければなりません。 全ての
市民が新しい価値を創造し、真の豊かさを実感でき、いつまでも安全に安心して住み続けられるまち「
生命地域創造都市 妙高」を目指し、
市民の皆様とともに、未来への変革に果敢に挑戦してまいります。 次に、
平成29年度の行政経営における基本
方針であります。
平成29年度は、
総合計画、総合戦略の目標年次までの残された3年間で、これまで以上に
各種施策を着実に実行し、目標を達成していかなければならない年であり、かつ、未来への変革に対応できる行政経営につくりかえていくための1年目でもあります。 いま一度、本市が進むべき方向性を見きわめながら、5つの重点プロジェクトを中心とした実効性の高い施策を展開し、行政経営にかかわる全ての皆様との協働により、未来を見据えたまちづくりを進めてまいります。 続いて、事業の選択・重点化
方針について申し上げます。
方針の1つ目は、「若者の希望をかなえる支援の充実」であります。 1番目の「子どもが夢を持ち続けるための支援の強化」では、全ての子供が平等に保育や教育を受けられることを基本とし、一時保育や病後児保育などの減免対象を拡大するとともに、就学援助受給世帯への支援の拡充を図ります。 また、夏休み等の長期休業期間における学習支援や食事支援に取り組みます。 2番目の「就労しやすい環境づくり」では、企業の新規立地や事業の拡張などの支援を継続するとともに、新規就農者への給付金の対象年齢の引き上げを行います。 また、ひとり親家庭や生活困窮者など、真に支援を必要としている方への就労支援の充実を図ります。 3番目の「新しい人の流れの創出」では、転入者への住宅・土地
取得支援を継続するほか、U・Iターン者に対する家賃補助の対象拡大、
妙高暮らしを体験できる空き家見学ツアーの参加者への宿泊費の助成を行います。 また、民間事業者と連携した「生涯活躍のまち」づくりなど、都市住民等の移住施策の推進を図ります。
方針の2つ目は、「国際観光リゾート「にいがた
妙高はね
馬国体」を活かした交流人口の拡大」であります。 1番目の「国際観光都市MYOKOの実現」では、ロッテアライリゾートのオープンをまたとないチャンスと捉え、
妙高観光推進協議会を主体とした戦略的な誘客事業を展開するとともに、観光基盤や受け入れ体制の充実を図りながら、「国際観光都市MYOKO」を実現し、広く国内外から、観光客を呼び込みます。 2番目の「国立公園
妙高の保全と活用」では、「生命地域
妙高環境
会議」を中心とし、「火打山50年プロジェクト」、「奥山、里山、里川の再生・保全プロジェクト」、「自然体験プロジェクト」の3つのプロジェクトを大きな柱に、国立公園
妙高の自然環境の保全や活用に取り組みます。 3番目の「にいがた
妙高はね
馬国体などスポーツを通じた交流拡大」では、「銀世界 跳ねて 駆けて かがやいて」をスローガンとした「にいがた
妙高はね
馬国体」の成功を目指し、
大会を運営していくとともに、「スキーのまち
妙高」の魅力を全国に発信し、交流人口の拡大につなげます。 また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプについては、「スロベニア共和国」の誘致活動に取り組みます。
方針の3つ目は、「健康長寿「目指せ元気100歳」運動の推進」であります。 1番目の「元気100歳運動の推進」では、健康寿命を延伸し、生涯現役として地域の中で活躍できる元気な100歳を目指し、健康づくりと
介護予防が一体となった取り組みを推進します。 2番目の「地域包括ケア
システムの充実」では、「第7期高齢者福祉計画・
介護保険事業計画」を策定し、高齢者の生活を支える仕組みづくりを進めます。 また、認知症カフェの開催や、成年後見制度の利用支援など、認知症に対する支援を強化します。 3番目の「
妙高型クアオルトの推進」では、
妙高型クアオルトの拠点となる
妙高高原体育館のオープンを契機に、健康保養地プログラムの
市民への普及に取り組むとともに、より満足度の高いプログラムの提供に努めます。 また、
日本クアオルト協議会の研究
大会を本市で開催し、全国へ
妙高型クアオルトの魅力を発信します。
方針の4つ目は、「地域協働のまちづくりの推進」であります。 1番目の「地域コミュニティの創出に向けた活動支援」では、
妙高市地域コミュニティ振興指針に基づき、地域課題の解決や地域のこしの活動に取り組むとともに、地域外の有志による地域支援や交流の仕組みづくりに取り組みます。 2番目の「地域防災力・減災力の向上」では、防災士会と連携した自主防災組織の活動強化や、無人航空機による災害情報の収集、拠点避難所機能の強化に取り組みます。 また、
平成31年度までの3カ年で、屋外拡声子局等を活用した防災行政無線のデジタル化に取り組みます。 3番目の「特色ある教育と地域に支えられた学校づくり」では、コミュニティ・スクールを市内小中学校10校に拡大し、「地域とともにある学校づくり」を目指します。 また、小規模特認校の新井南小学校6年生の海外宿泊体験学習を支援するなど、特色ある教育活動を推進します。 さらに、全小中学校にタブレット端末を配置し、ICT機器を活用した教育環境の充実を図ります。 4番目の「生涯学習と地域活動の環境づくり」では、
妙高はねうまカレッジ「まなびの杜」の充実を図り、学びの環境づくりと、その成果を地域社会に生かす仕組みづくりに取り組みます。 また、水上地区の新たな活動拠点となる、コミュニティ施設の建設に着手します。
方針の5つ目は、「未来を支える地域基盤の整備」であります。 1番目の「道路ネットワークの強化」では、新井スマートインターチェンジの24時間化について、年内の運用開始を目指します。 また、除雪を考慮した道路整備を行うとともに、除雪機械の更新、克雪施設の整備を進めてまいります。 2番目の「住環境の整備」では、
老朽化した市営高柳住宅2号棟を市営中川住宅へ移転集約します。 また、新たに民間事業者が行う宅地造成区域内の道路整備の費用の一部を補助し、低廉で優良な宅地の供給につなげます。 3番目の「上下水道施設の更新」では、志浄水場と新井浄化センター汚水処理施設の更新や、新井地域の農業集落排水区域の公共下水道区域への統合を計画的に進めます。 4番目の「市内経済の好循環の実現」では、企業の新規立地などを支援し、市内経済の活性化を図るとともに、「
妙高市中小企業振興基本
条例」の基本理念に基づき、中小企業の創業、販路開拓のほか、商工団体が行う消費喚起につながる取り組みを支援します。 また、誘客促進に資する「道の駅あらい」の拡張を進め、市内経済の基盤強化を図ります。 5番目の「農業の6次産業化と基盤整備の推進」では、農林産資源を活用した特産品開発を進めるとともに、試験栽培をしている加工用ブドウの栽培面積を拡大するなど、新たな特産品の創出に取り組みます。 また、
老朽化した農業施設の整備や未整備農地の基盤整備を計画的に進めます。 以上が
平成29年度の市政の運営
方針と重点的な取り組みの施策であり、それぞれの施策を横断的に連携させることにより、未来を見据えたまちづくりが実現されます。 未来を見据えたまちづくりを実現するためには、今を生きる全ての
市民が、それぞれの立場で「このまちを住みよくしたい。そして、残したい」と強く思い、実行する勇気が必要です。 これまでも、その時代の中で想像できる最善の策をとり、変化を続けてきましたが、これから迎えようとしている未来は「急激な
人口減少」、「グローバル化の進展」、「ICT技術の進化」など、今まで経験したことがなく、想像できないことが多いものと推測されます。 このような時代だからこそ、従来の経験に頼るのではなく、多様な主体が融合・連携し、連携体として一定のルールを持ち、これをよい方向へ導いていく変革が求められます。 本市の姉妹都市であるスイスのツェルマットは、人口約5700人の小さな村です。年間200万泊の宿泊者数がある世界有数の観光リゾート地です。 この経営の中心が「ブルガー ゲマインデ」と呼ばれる住民自治経営組織であり、地域内のあらゆる組織、団体が「地域の利益・利潤の最大化」と「よりよい地域として将来世代へ引き継ぐ」という目的のもと、住民みずから責任を持って経営しています。 特に、「地元で買い、地元で使う」という思想が徹底されています。これは、地域内でお金を回すことにより、地元の商品やサービスの付加価値が高まり、結局は地元のためになるという「地消地産」の典型とも言えます。 ほかにも美しい町並みを保つ自主ルールで、車の乗り入れ禁止と電気自動車の導入、地下下水道処理場の整備、利用収入から環境保全にフィードバックする資金の仕組みなど、その活動と歴史は、自然との共生そのものと言っても過言ではありません。 このように自発的に地域全体の発展を目指すツェルマットの取り組みは、「生命地域の創造」を基本理念とする本市においても非常に参考となるものであり、「
妙高観光推進協議会」や「生命地域
妙高環境
会議」などの組織の中で、この思想を取り入れることができれば、「
生命地域創造都市 妙高」がより近づいてくるものと考えております。 先代より受け継がれた豊かな自然資源に恵まれ、これを守ってきた私たち
妙高市民は、未来を見据えたまちづくりを実現するために必要な「
妙高を愛する思い」と「
なし遂げる力」を持っています。
市民の皆様、議会の
議員の皆様と手を携え、この「思い」と「力」を結集し、未来への変革に邁進してまいりますので、御理解と御協力を心からお願い申し上げ、私の
施政方針といたします。
○
議長(
関根正明) 以上で本日の
日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもちまして散会します。 どうも御苦労さまでした。 午前10時40分 散 会...